2016年の旧暦で言う旧正月(春節)は2月8日でした。旧正月は中国、台湾、香港などの中華圏以外にも、韓国や東南アジア諸国で今も使われている旧暦なのですが、日本では、旧暦明治5年12月5日を新暦明治6年1月1日に変更された以降は正月(元日)も太陽暦で行われるようになりました。
多くの皆さんには旧暦の正月は馴染みがないと思いますが、沖縄県の南部地方では以前から旧正月が盛んで、私の友人が住んでいる波照間島でも、旧正月のイベントが行われ漁港では大漁旗が翻る光景が今年も多く見られたそうです。また横浜中華街、神戸南京町、長崎中華街などではドラゴンパレード、提灯それと忘れてはいけないのが爆竹。盛り上がったことでしょうね。私たちが住んでいるケアンズでも旧正月の日に、海沿いのエスプラネードで旧正月のイベントが行われ、さすがに爆竹はありませんでしたが、夜には花火が上がり大変盛り上がりました。
ケアンズにも、毎年旧正月の連休を利用してたくさんの観光客が中国、台湾、香港などの中華圏から旅行にやってきます。ケアンズには、グレートバリアリーフと世界最古の熱帯雨林2つの世界遺産があります。グレートバリアリーフの宝石とも言われているグリーン島や世界最古の熱帯雨林のあるキュランダ村にはたくさんの中華圏の観光客の皆様が訪れています。
先日、Cairns Language CentreのスタッフJodieさんに会いに言って少しお話しさせていただいたのですが、今年の旧正月のお休みを利用してケアンズに来られているのは観光客だけではなく、多くの学生たちも中国本土から短期留学で来られているそうです。2月8日の旧正月の元旦には学校で中華圏の生徒を中心にイベントをやったそうですよ。
私たち日本人は、渡航費用が高いゴールデンウィークのような時期に短期留学はあまり考えないもの。中国は景気が悪くなったといえども、本当にパワーを感じさせていただきました。中国人の人たちの本物の英語をオーストラリアで学びたいという志は本当にすごいものがあります。私たち日本人も世界のみんなに負けないよう頑張りましょう!